No.01 紅風∞方
ポケット・モンステラ
"萌ゆる思い上へ伸ばして
いじけた窓、空を眺めては見上げて何をしていたの
「曇天は暗いよ、光が欲しい」と。
その心なら曇りのち晴れるでしょう
緩んだスニーカーで走っていったよ
空を高く跳びたい ほどいた紐を
アスファルトの向こうに捉えた
巨大な壁が迫っているとしても
階段登れば 雲が流れていくから
今日はちっぽけに思えたんだ
皆がオンステージ
上昇気流ここに何人寄ってつむじ風
∞方巻き起こせ
さあ止まらないで
2ステップで上れ紅のコードを乗せ
舞い上がる風を受けて揺れた
明日の自分に任せきりの課題宿題を片してきたの
それで満足、では背伸びはできない
進め!ファンファーレ 雨のちはハレルヤ
""夢を見る""""恥を知る""""君といる"" 結んだら点は線
今に繋ぐ手と手とダウントゥアースで
地に根を張れ、呼吸を整え
ノってみろ飛ぶぞ
もう陸海空超えてゆけ
皆がオンステージ
上昇気流ここに何人寄ってつむじ風
∞方巻き起これ
まだ終わらないで
描いて思い想うように芽生えて
炎の如しで伸び上がれ
上昇気流ここに何人寄ってつむじ風
∞方巻き起こせ
さあ止まらないで
2ステップで上れ紅の鼓動を乗せ
舞い上がる風の上へ行こうか"

作曲者のコメント
~楽曲に込めた思い~
キャンパスに吹いている風がもたらすのは仲間との邂逅や新たな発見。それにあおられて火がつき燃え盛り、その情熱で描くモノを形にしていく。
これを「芽生え」とするのならば、汗も滲むような熱気に浮かされ立ち昇る気流が、紅いエネルギーの在処が、そこにある。日常に散らばった、あるいはキャンパスにふと落ちていた、ありとあらゆる”機会”が、風に運ばれ、集う。立体のパズルを埋めていくように、ピースが集まる。
当然、型は無いから答えもない。ツギハギ、でこぼこ、それでもこの上昇気流は全てを飲み込んで、伸び上がる。幾何学では説明もつかないような自由なカタチで、芽が伸びていく。さあ、僕らも「上」へ行こうか。
~楽曲の制作コンセプト~
「芽生え・情熱」、そして「キャンパスに吹く風」を音で表現してみました。
今年度学祭テーマにある「萌ゆる思い」は、「盛りなれ」へ繋がることから「萌ゆる」と「燃ゆる」が掛かっていると捉えられたため、芽生えと情熱を強調すべきと考えました。
歌詞については、課外活動に向きあう学生の心情や動作に着目しながら、その姿を「炎」に重ねることで、熱によって巻き上がる風に呼応して「芽生え」ていく思いを歌っています。また、”上へ向かう”表現を多用しました。背伸びすること、成長すること、平凡な日常からの解放など、課外活動そして学祭にはそのような機会があると考えたためです。