No.08 アーティスト

No.08 アーティスト

April

靴紐を結んで
すぐに飛び出して
何かに導かれて

規律を嫌って
レールを飛び越えて
鐘は 鳴り響いてる


まっさらな パレットの上
自分の色を作るように
種を蒔いて 水を遣って
他の誰でも無い
僕の番だ


何色になるのか
何者になるのか
分からないまま僕は
それでも花を咲かすよ

憧れも嘘も
この声に乗せて
誰かの耳に届くように
高鳴りを


悴む心を
その手で解かして
傷は傷んでも
針が止まるまで

憧れも嘘も
この声に乗せて
誰かの耳に届くように
高鳴りを

作曲者のコメント

~楽曲に込めた思い~
僕はきっと、アーティスト。
あの人に届けたいという夢と、先達への憧れを胸に、この試行錯誤の闇を進んでゆく。
形に残るものでも、残らないものでも、創作をするあなたはきっと、アーティスト。
本気で花を咲かせようとする一人一人のアーティストの青春を後押しする、そんな曲になれたら幸いです。

~楽曲の制作コンセプト~
一人ひとりが自分の色を探しながら成長し、情熱を注いで蕾を花開かせる、そんな青春の一瞬を切り取った歌です。
誰もが感じるはずの漠然とした不安を肯定する歌詞と、キャッチーで疾走感のあるメロディーで、その炎の色や花びらの形も違う様々な人に届き、口ずさんでもらえるような歌を目指しました。
この曲が学祭という花束を包む色紙に、束ねるリボンになることを願っています。

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