No.07 蒼
Voyage
まだ大丈夫 泣かないで
僕はもう響かないから
楽しかったと思う日が
また僕のモノになるなら
朝日で目を覚ます
僕のこの光る未来が
笑って出迎えてくれればいい
こんな僕を抱き締めて
いつだって僕は
まだ見ぬ景色に
期待しているんだ
そうしててもいいかな、
まだ大丈夫 手を握って
僕はもう離さないから
楽しかったと思う日が
きっと生きる糧になるから
そこにある明日を掴むから
朝日に背を向ける
僕の淀むような未来を
笑って受け止められたならいい
こんな僕を抱き寄せて
あぁ暗い弱さを輝かす位に
僕は寄り添っていたいだけさ
ありとあらゆる この世の明日が
妙に眩しく感じられるなら
いつだって僕は
君が見据えた先を
期待していたんだ
そうしてても良かったかな
もう大丈夫 目を開けて
僕はまだ離さないから
悲しかったと思う日が
いつか生きる術になるから
ここに生きる意味を探すから
あぁ、寂しい朝日が
僕らの目を焼いてく
照りつけるリズムが
僕らの耳を打ってく
あぁ、少しだけ嫌になる
この世界を視ている
流れゆく雫が
まだ僕らに夢を見させてる
まだ大丈夫 泣かないで
僕はもう響かないから
楽しかったと思う日が
また僕のモノになるなら
まだ僕のモノでいるなら

作曲者のコメント
~楽曲に込めた思い~
大学生は様々な点で自由ですが、不自由でもあります。夢と時間はあるけれど、未熟で上手くいかなかったり、やりきれなかったり、挑戦すらできなかったりします。それ故に、もどかしい気持ちを持っている人や、諦めかけた人、これからの未来について考え悩む人も多いのではないでしょうか。今まさに夢を持った萌ゆる蒼々とした草木のような人たちが、そんな現実に負けず、未来に少しでも希望を持って生きられたらいいなと思い、この楽曲を制作しました。
~楽曲の制作コンセプト~
今年度の学校祭のテーマである「萌ゆる思いよ、盛りなれ」には、学生それぞれの思いを思いっきり大学祭にぶつけてほしい、という思いが込められていて、ゼロから様々なものが創り出される様子を描いています。ゼロから何かを”創り出す”ことはとても大変なことです。それゆえ、心が折れてしまったり、やっていることに疑問を抱いたり、自分の「思い」の可能性に悲観的になってしまうことがあると思います。そんな若く自由な大学生だからこその悩みを持った人に向けて制作しました。
また、タイトルの「蒼」は「あお」と読みます。「萌ゆる」という言葉は「草木の芽が出る」という意味である事から、蒼い草木のような若者への楽曲ということで、そのイメージでつけました。