No.3 懐 – 不思議な飴

初めまして、
今回のコンセプト的に静かめな曲に仕上げようかなと思いましたが、あえて強めのロックにして学祭の盛り上がりを表現してみました。
歌詞に関して、「コロナで制限されていた4年間の学祭」「完全に復活した学祭」「今後の学祭」で残った、また残るであろうみんなの思い出を、自分なりの言葉で表現してみました。
タイトルの「懐」について、「懐う(おもう)」という言葉があります。「懐(かい)」には、懐古や懐疑、懐石などの熟語があるように、胸中にいつまでも思いをいだく、中に包みいだくといった意味があります。ただの”思う”よりもこっちの”懐う”の方が温かみが感じられていいなと思い採用しました。
この曲で、皆さん一人一人の胸に込められた”懐い”を引き出すことができたらいいなと思います。
ラスサビ前のエフェクト以外はすべて楽器を録音したものです。ギターやベース、ドラムは知り合いの方に弾いていただきました。また現段階で歌い手を選ぶのに少し迷っているので仮歌としてボーカロイドを使わせていただいています。
<歌詞>
ああ思い描いたあの日の亡霊
雁字搦めに刻まれている
憧れは0を1へと繋いで
レプリカのような過去を切る
僕らが紡いで築き上げたのは
確かなもので誰かを支えていて
心に響く声が重なり合って宝石のように輝いた
空は青く澄み渡って奏でる虹の音が
共鳴して世界を色づく愛
業火のような目で声を張って踊りあって
残響のような思い出を手に取った
感覚や感性の方向性を分かち合って
いつまでも解けずにいる魔法が
誰かと僕らを強く結びあって
新たなストーリーを生み出すんだ
ああ思い起こしたあの日は透明
真夏のような笑顔を見せて
この場所に立って見渡す世界を
ステージの上で語るんだ
あなたが紡いで築き上げたのは
確かなもので誰かを支えていて
心に響く声を重ね合わせて宝石のようなきらめきを
目指すんだ
声を轟かせて奏でる虹の音が
共鳴して世界を色づく愛
業火のような目で声を張って踊りあった
残響のような思い出を手に取って
さぁ表裏一体で創り上げたオリジナルが
いつまでも残り続けますように
青春は時を超えて肩を並べて語るんだ
握りしめた熱が共鳴している
共鳴している